活動報告

2019年5月20日 (月)

[活動報告] 檜原都民の森を歩こう ~初夏の花や野鳥を楽しむ~

開催日:2019年5月15日(水)
場 所:檜原都民の森

初夏の曇り空の中、武蔵五日市駅9時発の増発バスに参加者を案内し、全員座って檜原都民の森に向かいました。10時10分頃に前日のキャンセルを除いた22名の参加者全員が檜原都民の森入口に集合しました。受付、始めの会を行い、予定の時間10時50分より20分ほど早く4班に分かれて観察に向かいました。

標高1000mの都民の森入口から森林セラピーロードに向かう緩い登りのメイン通路を進みながら、道脇のホソバテンナンショウ、ミヤマハコベ、ミヤマエンレイソウ、独特の葉のギンバイソウ、ヒメレンゲやジャニンジン、イカリソウ、ミヤマキケマンなど、高山性の草花や、低山地の月遅れの草花を観察しました。

標高1050~1100mをトラバースしながら三頭大滝に向かう森林セラピーロード(ウッドチップを敷き詰めた散策路)を進みながら、落葉広葉樹林帯のカツラ、サワグルミ、トチノキ、クマシデ、イヌブナの高木、ウリハダカエデ、チドリノキ、イタヤカエデ、コミネカエデ、ヒナウチワカエデなど三頭山に多く自生するカエデ類を観察。陽当たりの良い法面側のフデリンドウ、ルイヨウボタン、ケタチツボスミレ、ヤマシャクヤクの群落等を観察。途中モミの高木樹上に着生する希少なヤシャビシャクの花も双眼鏡で観察。樹上でさえずるオオルリやアオバトを居合わせた野鳥観察会グループのフィールドスコープで覗かせていただく好機もありました。

三頭大滝を望む滝見橋では、三頭山の成立:砂岩泥岩の互層にマグマが貫入上昇し冷えて石英閃緑岩(黒御影)の岩体の山になったこと、その周りは砂岩泥岩層がマグマの熱変性を受けて強固なフォルンフェルスになり、浸食されずに三頭大滝の段差を作っていることを説明し、そうした岩場に生育しているヤマグルマやツガを観察しました。

昼休憩した大滝休憩小屋周りでは、高山性のテツカエデ、アサノハカエデ、マルバカエデやトリガタハンショウヅル、ハナイカダなどを観察。そこから渓流沿いに上るブナの道の途中までの往復路では、ワチガイソウ、変わった葉のヤグルマソウ、コウモリソウ、カメバヒキオコシ等を観察しました。

午後はセラピーロードの途中から海抜1180mのかおりの道への山道を登り、スポーツ歩道から鞘口峠下の観察テラスまで登り下りの多い山道を進みながら、多く自生するカジカエデやブナ、ミズナラ、ホオノキの新緑の中、オノオレカンバ、ミズメ(アズサ)なども観察し、トウゴクミツバツツジ、オトコヨウゾメの花を楽しみ、月遅れのフモトスミレ、ヨゴレネコノメ、ハシリドコロの群落も楽しみました。

海抜1150mの森林館に予定通り15時に着き、振り返りを行い、15時半に都民の森入口バス停まで参加の皆さんをお送りし解散しました。

初夏のみずみずしい新緑ハイキングを満喫しながら、低山では普段あまり見られない落葉広葉樹林帯の樹木や草花を楽しんだことに皆さま満足されて帰途に就かれたたようでした。

サクラ(フゲンゾウ)を観察
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ホソバテンナンショウ・ミヤマハコベの観察
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トチノキの新緑
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ヤマシャクヤクを観察
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ヤマシャクヤク
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森林セラピーロードを歩く
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イヌブナの観察
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三頭大滝
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オオルリ
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大滝休憩小屋前で昼食
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トリガタハンショウヅル
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沢沿いの路でワチガイソウを観察
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ワチガイソウ
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沢沿いの路でヤグルマソウを観察
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かおりの路テラス
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トウゴクミツバツツジの下を歩く
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リョウブとシカの食害の説明 
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参加者: 22名
スタッフ:山本、中澤、岡本、吉原、杉山

2019年4月24日 (水)

[活動報告] すみれの山・カタクリの寺-高水山-

開催日:2019年4月14日(日)
場 所:高水山

天候を心配しながらの開催でしたが、参加者の方もスミレやカタクリに期待してか、キャンセルはほとんどありませんでした。6班に分かれ、薄曇りのなかを出発しました。駅から、紅紫色のミツバツツジ、黄色が鮮やかなレンギョウなどを見ながら歩き、平溝川沿いの道では、川岸から伸びたイタヤカエデの枝についた黄緑色の小さな花を間近に観察できました。コクサギの艶々した新緑とその香りを感じながら歩きます。

 

川辺には、可憐な白い花のワサビやニリンソウ、カテンソウなどが咲き、川の上流から下流へキセキレイが飛んでいき、澄んだ川の中にはヤマメが泳いでいます。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ハナモモ、レンギョウなどが、春の里山を感じさせます。カリンも花のつぼみがピンク色に膨らみ、開花を予想させます。遠方の山の芽吹きとヤマザクラなどの景色を眺めながら山道へ入ります。

 

ピッツイッピルルと鳥の声が響き、その方向を探すと立てた尾羽を震わせながら囀るミソサザイがいました。道端のコスミレ、タチツボスミレ、アオイスミレ、エイザンスミレ、マルバスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヒメスミレ、ヒナスミレ、フモトスミレなどのスミレやカンアオイ、ムラサキケマン、ミヤマキケマンなどを観察しながら歩きました。

 

この頃から陽が差してきました。カントウミヤマカタバミは白花のほか、アカバナのものも観察できました。山道の上りが緩やかになった杉林で、道から10数メートルのところにニホンカモシカを見つけました。木の幹に顔を擦り付け、眼下腺から出る粘液をつけ縄張りのマーキングをしている様子も観察しました。

 

高水山常福院に到着し、昼食後、丁度この日に行われていた獅子舞を見学しました。この獅子舞は江戸時代の中期から途絶えることなく行われているそうです。国家泰平、五穀豊壌、悪魔退散などを目的に舞う古式獅子舞と呼ばれ、真剣を持った舞人と3頭の獅子が舞うもので、地域の方も多く来ていました。

 

それから、楽しみにしていたカタクリを観察しました。山頂に至る斜面に、カタクリが群生しています。曇りがちの天気で開花が心配でしたが晴天になり、淡紅紫色のカタクリの花が反り返って咲いていました。発芽してから開花するまで7-8年かかり、葉が2枚になってやっと花がつくと説明すると、「この可愛い花が咲くまで大変なのね。こっちの1枚の葉は何年目かしら。」と熱心に観察されていました。

 

高水山の山頂(759m)で小休憩し、下山しました。途中、センボンヤリの春花と昨年の槍のような秋花の名残りを見ました。なちゃぎり林道を経て、山道をニッコウネコノメ、アズマイチゲ、ハカタシダ、コチャルメルソウなどを観察しながら下りました。大泉院の先から車道へ出て、榎峠へ。峠近くのコンクリート擁壁の隙間にタチツボスミレや白い花のオトメスミレが健気にも凛と咲いていることに参加者は感激されていました。

途中、小雨がぱらつきましたが、濡れるほどでもなく無事に軍畑駅に到着しました。多くのスミレ、カタクリなど春の草花や、サクラ、モモなどの花、新緑の息吹とともに、ニホンカモシカにも出会い、参加者の方もスタッフも、高水山と里山の春を満喫した1日でした。

1.ミツバツツジ
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2.イタヤカエデの花
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3.里山のサクラ
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4.高水山浄福院の獅子舞
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5.カタクリを観察後、高水山頂へ
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6.こんなところにもヒナスミレ
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参加者: 47名
スタッフ:岡本、中澤、廣川、水木、杉山、笹原、小野、吉原

2019年3月27日 (水)

[活動報告] 春の裏高尾の沢と尾根 ~早春の花や芽吹きを楽しむ~

開催日:2019年3月23日(土)
場 所:裏高尾(木下沢林道・景信山)

前日までの暖かな天候から一転、肌寒い一日となりました。そんな天候の中でもキャンセルはほとんど無く、高尾駅北口に集合いただきました。早めに受付を済ませた参加者には、予定より1つ早いバスに乗車いただき、木下沢梅林の駐車場で梅林を愛でながら全員が揃うのを待っていただきました。

駐車場奥で開会式を行い、4班に別れて出発しました。木下沢林道入口付近ではジロボウエンゴサクやミヤマキケマンなどケマンソウ科の花が咲始め、更に進めばアオイスミレはもちろん、エイザンスミレやナガバノスミレサイシンなど多くのスミレ科の花を観察出来ました。ただ、ニリンソウやアズマイチゲなどは、時折小雨も降る天候の中、花が十分に開かず、少し残念な状況でした。それでも満開のヤマルリソウには、皆さん感激されていました。

キャンプ場跡でトイレ休憩の後、いよいよ景信山への登山が始まります。ハナネコノメ、ヨゴレネコノメ、ツルネコノメソウなどネコノメソウの仲間を観察しながら、ゆっくり登っていきます。途中、カンアオイやミヤマシキミ、シュンランなどを観察できましたが、他に見るものも少なく、皆さんのペースを見ながら、ひたすら山頂を目指します。予定より少し遅れましたが、途中2回の休憩で、全班無事に山頂に到着できました。小雪のちらつく中、屋根の有る休憩所で昼食としました。山頂売店で買った「なめこ汁」が冷えた身体を温めてくれました。

昼食の後、小仏峠を目指します。ちらついていた雪が徐々に本格的な降雪となってきました。小仏峠に着くころには登山道はうっすらと白くなり、木々の葉には1cm程も積もった様です。幸いなことに、登山道はスリップする程の積雪は無く、参加者の皆さんはむしろこの雪を楽しんでいるようで、安心しました。

小仏バス停への途中、宝珠寺の大カゴノキやコチャルメルソウなどを観察、ほぼ予定通りの時刻にバス停に到着できました。雪の降る寒い一日でしたが、参加者・スタッフ共々、スギ花粉を心配すること無く、裏高尾で早春の草花や登山を楽しむことができました。

開会式場そばに早速コスミレが
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ジロボウエンゴサク、アオイスミレ、ミヤマキケマンなどなど、見るものが沢山
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木下沢沿いに多いアブラチャン
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ケヤキの大木の下で小休止
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山頂までもう一息
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シュンランが咲いています
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山頂での昼食
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タゴガエルの声が聞こえました
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参加者:29名
スタッフ:杉山、岡本、吉原、山本、中澤

2019年2月 6日 (水)

[活動報告] 葛西臨海公園でバードウォッチング~冬の水鳥と森の小鳥たち~

葛西臨海公園でバードウォッチング ~冬の水鳥と森の小鳥たち~

開催日:2019年2月3日(日)
場 所:葛西臨海公園

この日は、暦の上はまだ「節分」でしたが、春の日差しの眩しい、4月のような暖かな1日となりました。参加者は32名。葛西臨海公園駅で集合し、双眼鏡の使い方等のバードウォッチングの基本を簡単に説明した後、2班に分かれて出発しました。

メジロ等の小鳥を探しながら樹林の中を歩いていくと、広々した海辺に出ます。ここでは、フィールドスコープを据え置いて、しばらくの間、じっくり海鳥の観察。肉眼では点にしか見えない遠くの海にいるスズガモやシギ類も、スコープで見ると大きくはっきりと見えることに感嘆の声が上がりました。

それから、橋を渡って西なぎさへ。突堤の上からは、ハジロカイツブリやユリカモメ、イソヒヨドリなどが観察できました。遠くの干潟の杭の上で休むミサゴの姿もスコープでとらえることができました。

ウォッチングセンター近くのベンチで昼食を取り、午後からは鳥類園の中を巡りました。鳥類園は、淡水や汽水の池など多様な環境が整備されています。上の池(淡水池)では、ハシビロガモやホシハジロ、ヨシ原の中を動き回るオオジュリンを観察することができました。特にオオジュリンは近くでゆっくり観察でき、アンケートでも、とても好評でした。

鳥類園を一周して、ウォッチングセンター付近まで戻り、最後に「鳥あわせ」を行いました。日曜日で公園を訪れる人も多かったためか、シロハラやツグミ等の地面を歩き回る鳥が少し少なかったようですが、それでも約40種類もの野鳥を観察することができました。

参加者の皆さんから「見たい」との声が出ていたカワセミやミサゴなどの野鳥もほとんど見ることができ、暖かで気持ちのよい陽気の中、スタッフともどもとても楽しい1日となりました。

開会式
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カワセミ発見!
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海辺での観察
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鳥類園にて
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参加人数:32名
FITスタッフ:中澤均、岡本俊彦、水木稔、笹原夏子

2018年12月 7日 (金)

[活動報告] 紅葉狩りと鎌倉アルプス登山~円覚寺・天園コース・紅葉谷~

紅葉狩りと鎌倉アルプス登山~円覚寺・天園コース・紅葉谷~
 
年月日:2018年12月4日(火)
場 所:北鎌倉駅~円覚寺~天園ハイキングコース~獅子舞~鎌倉駅

当日は曇りの予報に反して朝から青空がみえる絶好のハイキング日和となりました。33名の参加者の方々と北鎌倉駅近くで開会式を行い、スタートしました。

円覚寺の境内を歩いた後、天園ハイキングコースに入り、アップダウンのある道を、観察を楽しみながら進みました。途中の十王岩からは鎌倉の市街地が見渡せ、鎌倉の歴史を振り返る一コマもありました。さらに進んで、鎌倉市最高峰の大平山で昼食としました。

獅子舞(紅葉谷)では、折からの陽の光と青空のもと、緑から真紅まで色とりどりのグラデーションを見せる紅葉を楽しみながら、谷を下りました。鎌倉宮を経て鶴岡八幡宮を見学して解散としました。

台風の影響できれいな紅葉が見られないのではないかとの心配がありましたが、その心配が杞憂に終わった木々の色づきでした。青空と、12月とは思えない暖かな南風に恵まれ、参加者一同にとって、とても楽しい一日となりました。

北鎌倉駅脇で開会式
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円覚寺本堂前にてビャクシンを観察
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円覚寺境内にて樹木観察
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天園ハイキングコースの難所を慎重に通過
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紅葉谷の紅葉の様子
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緑から真紅までのグラデーションを楽しみました
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スタッフ:水野、岡本、中澤、杉山、山本

2018年11月24日 (土)

[活動報告] 黒山三滝から紅葉の顔振峠

黒山三滝から紅葉の顔振峠~義経伝説と滝のある道
 
年月日:2018年11月18日(日)
場 所:黒山三滝~顔振峠~吾野駅
 
若干のキャンセルや遅刻がありましたが、集合時刻までには越生駅に30人の参加者が揃いました。バス停前で簡単に開会式を行い、余裕をもってバスに乗車することが出来ました。残念ながら曇り空ですが、天気予報では雨には降られないで済みそうです。
 
20分程の乗車で終点黒山バス停に到着。4班に別れて挨拶・ストレッチを行い、各班出発しました。黒山三滝までは舗装された車道を行きますが、道路脇にはミヤマフユイチゴの赤い実、ツリフネソウの花やゲンノショウコの御神輿型の実など、次々と現れます。イチョウやカエデの黄葉・紅葉も進んでいるようです。また、三滝川添いの道は湿気が多いためか、低木にキヨスミイトゴケがびっしりと付いています。参加者から「サルオガセですか?」との質問も出ましたが、コケ植物と地衣類の違いなどを説明することが出来ました。
 
車道歩き30分程で三滝の一つ天狗滝に到着、谷の奥に滝の流れを確認、少し先の残りの二つの滝まで進みます。先ほどの天狗滝と男滝(おだき)、女滝(めだき)の3つの滝で黒山三滝と呼ばれます。2段に流れる男滝、女滝を楽しんだ後、ここからいよいよ登山道に入ります。車道の通る傘杉峠まで、時々急登や岩場も現れ、皆さんのペースを見ながら、ゆっくりと登りました。
 
それでも、傘杉峠には予定より少し早く着くことが出来ました。既にお昼の時刻、お腹が空いたとの声もちらほら聞こえて来ます。しかし、ここでは行動食をとってもらい、昼食予定の顔振峠(かあぶりとうげ)まで、高低差の少ない車道を進みます。途中、ノハラアザミの花、ツルリンドウの赤い実等が観察出来ました。また、羽根つきの羽根に似たツクバネの実を見つけたラッキーな班もありました。
 
顔振峠の茶屋の席をお借りして遅めの昼食としました。ここの茶屋は、お天気が良ければ富士山まで望める絶好の展望所ですが、この日は生憎の曇り空。富士山はもちろん、標高の高い山々は雲の中です。一番目立つ武甲山も雲の中です。辛うじて比較的標高の低い伊豆ヶ岳や棒ノ嶺などの奥武蔵の山々を望むことが出来ました。
 
顔振峠から吾野駅までの道は、前半はジグザグの登山道の下り、中間は未舗装の林道、最後は舗装された車道歩きと変化します。途中、花火のようなサネカズラの実やノブドウの色付いた実などを楽しむことが出来ました。全班ともほぼ予定時刻までに吾野駅に到着、アンケートを記入頂き、解散としました。顔振峠からの展望は期待通りとは行きませんでしたが、「非常に楽しかった」とのアンケート回答も多く、参加者・スタッフ共々、秋の植物と低山歩きを満喫することができた一日となりました。

紅葉の中を進む
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男滝の脇を登る
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シダ類を観察
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キノコを観察
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スタッフ:水木、岡本、山本、水野、中澤

2018年10月19日 (金)

[活動報告] 陣馬山を巡る花のハイキング

年月日:2018年10月14日(日)
場 所:和田~陣馬山~陣馬高原下

直前の天気予報では、朝には雨が上がる予報でしたが、集合した藤野駅ではまだ雨が降り続いていました。藤野駅からバスに乗り終点の和田で下車。軽く体操して体をほぐした後、4班に分かれて観察をスタートしました。

山里の明るい道では、ノコンギクやゲンノショウコ、ヤマハッカ、アキノキリンソウ、オヤマボクチなど、たくさんの花々が出迎えてくれました。山道に入ると、カシワバハグマ、コウヤボウキ、オクモミジハグマが出てきます。道中、野菊やアザミの見分け方、それぞれの名前の由来等を解説しながら山頂を目指しました。

山頂付近になると、出てくる花々も一変、ノハラアザミやツリガネニンジン、ユウガギクなど、明るい草原を好むものたちが現れます。山小屋周辺では、センブリが花盛りで可愛い姿を見せてくれました。

結局、午前中はずっと雨が降ったりやんだりでしたが、陣場山山頂で昼食を食べ終わるころにはやっと雨が上がり、青空ものぞく気持ちのよい天気となりました。

帰りは、和田峠へ下るコースです。出発してすぐに、キバナアキギリの花がまだ残っていて、雄しべが降りてきて花粉をつけるカラクリに感心の声が聞かれました。

山頂直下の急な下り道を慎重に通り過ぎると、本日のハイライトです。見頃を迎えたヤマトリカブトやサラシナショウマの花々、実をパンパンに膨らませたツリフネソウなどが一同を楽しませてくれました。和田峠ではレイジンソウやタカオヒゴタイも観察して、ここからは長い舗装道路の下り道。途中、道端の草花や樹木を観察しながら、陣馬高原下のバス停へ向かいました。バスは一時間に1本しかありませんが、予定通りのバスに全員無事に乗車することができました。

今回は、とても多くの花々を観察することができました。この時期ならではの花の陣馬山を満喫していただけたようで、スタッフともども楽しい一日となりました。

ノコンギクを観察
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シモバシラの説明
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陣馬山山頂のではセンブリが満開
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山頂直下でサラシナショウマを観察
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参加人数:28名
スタッフ:岡本、中澤、水野、水木、笹原

2018年10月 4日 (木)

[活動報告] 彼岸花咲く巾着田から、日和田山、物見山に登る

年月日:2018年9月23日(日)
場 所:埼玉県日高市 巾着田・日和田山

当日は曇りから晴れの天候で予想されたほどの暑さもなく気持ちのいい気候のなか29名の参加者の方々とスタートしました。当日はヒガンバナが満開で曼殊沙華祭りの真最中、巾着田は大混雑となっていました。入り口付近でヒガンバナを観察後、早々に日和田山へと向かいました。 ヒガンバナを楽しんだ後、日和田山に登る方も多く長い行列ができるような状態でした。

道々、ツルボやシラヤマギク、コウヤボウキなどの秋の花々やホウチャクソウの青い果実などを楽しみました。盛り上がったのは赤いカサをつけたタマゴタケです。これが食べると、美味しいとご存知の方々からも声があがりましたが、あの鮮やかな朱色のカサを見ると、ちょっとしり込みするという声もあがっていました。日和田山山頂下の金刀比羅神社前で巾着田や秋の埼玉の景色を楽しみながら昼食となりました。

日和田山を過ぎて物見山へ向かう道すがら落ちていたコナラのドングリを拾ってハイイロチョッキリの仕事ぶりの話をしたり、ゴンズイの赤い果実、リョウブの樹皮、そして物見山山頂手前ではマユミの果実と特徴のある網目模様の樹皮を楽しみました。物見山を下って舗装道路に出るとキツリフネ、タマアジサイ、ヤマジノホトトギス、ツリフネソウ、カシワバハグマ、ノササゲ、シュウブンソウ、キバナアキギリ、ミゾソバなどの様々な秋の花々が目を楽しませてくれました。そしてテイカカズラの赤くなった果実には少し裂け目ができ白い冠毛がのぞいていました。

そして15時過ぎに武蔵横手駅に無事に到着となりました。巾着田や日和田山に向かう山道では多くの人々で混雑もありましたが、無事に秋の花々やキノコを楽しむことができ、この地域の自然の豊かさを感じることのできた秋の一日でした。

巾着田のヒガンバナ
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日和田山二の鳥居からの眺め
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物見山でのマユミの話
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駅に向かう林道での観察
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スタッフ: 山本、岡本、水野、杉山、水木

2018年6月16日 (土)

[活動報告] 街の樹木ウォッチング入門 in 新宿御苑~

開催日:2018年6月10日(日)
場 所:新宿御苑
 
前日まで大雨の予報がされていたため、事前のキャンセルが多くありましたが、それでも33名の参加者に恵まれ、実施ができました。
 
街中や公園でよくみかける樹木15種に絞って、徹底的に木の特徴(樹形・樹皮・葉・花・実、冬芽)による同定、人との関わりや恵み、生育環境とそこでの生存戦略等の解説をしながら、樹木ウォッチングをしました。
 
心配した雨も午後までは我慢してくれて、なんとか無事に最後まで実施することができました。
 
15種類の樹木に関する詳細な配布資料を見ながらの解説は大変好評で、季節を変えての実施希望などをいただきました。
 
好評だった15種類の樹木の配布資料
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1種類を1ページで詳細に紹介
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班に分かれて最初のごあいさつ
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ほらこれがヒマラヤスギの松ぼっくりですよ
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球果の見本で種(種鱗)の飛ぶ様子を体験
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オニグルミで羽状複葉や赤ちゃんの実を紹介
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アカマツとクロマツの違いをさわって体験
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スタッフ:杉山、水野、山本、中澤、岡本

2018年5月16日 (水)

[活動報告] ツツジと新緑の天覧山から多峯主山

開催日:2018年5月6日(日) 晴れ
コース:飯能駅~能仁寺~天覧山~多峯主山~吾妻峡~永田大杉バス停
 
飯能駅改札前で受け付け後、近くの広場に移動して開会式。この春は異常な暑さで、花の見ごろが例年より早くなり、ツツジなどすでに咲き終わったものもあることお話しした後、班ごとに準備体操やアイスブレーキングなどして出発。
 
ちょっとした渓谷に入ると、コクサギが。葉の臭いを嗅いでもらったり葉序の特徴を説明したりしました。隣には花盛りのマルバウツギ。でも、下見の時に咲いていたホソバオオアマナの花は姿を消していました。
 
能仁寺に入ると、巨大な筍がにょきにょき。オオモミジやイロハモミジの葉や実を見てもらい、その違いなどを説明。天覧山への登山道に入ると、案の定、ミツバツツジもヤマツツジも花は終わっていました。徳川五代将軍・綱吉が、能仁寺和尚の祈祷により病気平癒したお礼に寄進したという「十六羅漢」を見ながら山頂に登りました。遠望を楽しみ、下り始めたところにカマツカの花がまだ残っていました。さらに下ると、かろうじてツリバナやツクバネウツギの花が残り、コアジサイが咲き始めていたほか、オカタツナミソウの清楚な花を参加された方が見つけてくれました。湿地横の道に出るとガクウツギの花。多峯主山への山道ではツタウルシや両手を横に広げたようなウラジロの新芽などを見つけ解説しました。山頂に登ると、丹沢山系や多摩方面の山々など素晴らしい展望です。
 
そこで昼食をすませ、吾妻峡を目指して下っていくとギンランやキンランがあり、参加された方々は大喜び。坂を下り終わるとケキツネノボタン、ウマノアシガタ、ムラサキサギゴケ、キツネアザミなどなど。ギンリョウソウが斜面に生えていて、その白い姿に一同感激しました。
 
吾妻峡に入るとカジカガエルが凛とした声で迎えてくれました。イチリンソウは?と探しましたがなかなか見当たらず、あきらめた時に「あった!」の声が。みんな集まると、まるで、私たちが来るのを待っていてくれたかのように、きれいな状態の花が1輪だけ咲いていて、感動の声が上がりました。
 
見られると思っていた花が消えていたり、予想もしていなかった花が咲いていたり、あきらめていた花に出会えたりと、この時期ならではの観察ハイキングとなりました。
 

開会式では、暑い春の影響で花の時期がずれていることなどを話しました
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寺の生垣になっているベニバナトキワマンサクの若葉が何故赤いかを説明
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参加者の方がオカタツナミの花を見つけてくれ、スタッフも嬉しくなりました
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ツクバネウツギの萼片が羽根突きの羽根に似ていて名の由来となったことを説明
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土手に生えていたギンリョウソウを間近で観察。雄しべも雌しべも見えました
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吾妻峡では、あきらめていたイチリンソウが1輪だけきれいな姿で残っていて感激
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参加者数:34名
スタッフ:水木、岡本、中澤、杉山、水野

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